もじゃもじゃと手を動かす

日々の思考のゴミ捨て場

初めて三代目JSBのライブに行ったヅカファンの話

『求めよ、されば与えられる』

(マタイによる福音書 7:7~8)

 

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「いやあ、一回エグザイルとかのライブに行ってみたいんですよねぇ」と飲み会で口走った。

そしたら、その場にいた先輩に「え、じゃあ来月三代目のライブがあるから、行く?」と言われ、

あれよあれよという間にライブのチケットをとっていただいたのが、先月の話。

人生はノリとタイミング。来るはドームツアー公演。

学生時代に見た聖句に『求めよ、されば与えらえる』ってのがあったなあ。

こういう時に使うのか。

 

生まれてこの方ドームツアーになんて誰のものにも行ったことがないから、

とりあえず「ライブ 初めて」でググる

ふむふむ、ドレスコードみたいなものがあるわけじゃない、とか、荷物は最小限にまとめた方が良い、とか、アリーナとスタンドの違い、とか、初めてデートに行く中学生みたいな気持ちでシッカリ読んだ。

アルバムも(前から多少聞いてはいたけど)ちゃんと予習してきたし、

なんならライブ動画もちょっと観た。

 

いよいよ当日、

夕方に先輩と待ち合わせている駅に行ってみたら、

まあそこらじゅうの色が吸い取られちゃったんじゃないのっていうくらい、街の景色は黒と白だけになっていた。


すごく驚いたんだけど、三代目のライブってウチワとかはみんな作ってこないらしい。

その代りに、みんな黒や白のトレーナー(グッズ)を来て、サングラスをかけたりしていた。

殿方は三代目のメンバーに「似せる」というよりは、「寄せる」っていう感じの人が多くて。

10代~20代が多いけど、親子連れもいたり、老若男女幅広く見かけて、そのみんながモノトーンコーデでキメてきている様は圧倒的だった。

 

これが宝塚だったら、みんなキャトルレーヴの紫色の袋だけが共通項なんだろうなあ。

 

お手洗いは案の定並んでいたけど、そこでも若い子たちがみんなSNOWしたり、メイクを手鏡じゃなくてスマートフォンで見ながら直したりしている。

そういうことをしているから、時々列が乱れたり、進まなかったりして、警備員さんが詰めるよう促していたりした。

 

これが宝塚だったら、2列に整然と並んだまま、どえらい量のトイレに導かれてスルスル行列が進んでいくんだろうな。

 

いよいよ会場に入ってみる。

何十番とあるゲートから、自分たちのチケットにかかれているゲートを選んで入る。

 

これが宝塚だったら、4階ぐらいまでしかないのにな。

 

ドームは驚くくらい広くて、大きなセットだった。

カメラも警備員も桁違いに多い。

 

待つこと1時間、いよいよ開演時刻。

そこからはもう、驚きと楽しいの連続。

とにかく自分のまわり365度すべてから、歓声が飛んでくる。

メンバーが近くにやってくるたび、その声どこから出てるの…!?のどちんこの奥に笛でも備え付けてるの…!?というくらい、後ろの席の女の子が叫んでいた。

 

これが宝塚だったら。

歓声は拍手で、呼びかけはご法度。

でも心の中では絶叫!

っていうものすごいムッツリタイムを過ごしているんだけどなあ…!


自分の欲望や感情をありのままに口に出せる空間って、なんてうらやましい。

 

くぅ…いいなぁ…!

 

まああんなかっこいい殿方が踊り狂ってたら、そりゃ叫びたくもなる。

でも宝塚だって、この世のものとは思えないくらいかっこいい殿方が踊り狂ってるけど。

 

先輩が貸してくれた双眼鏡を見てみる。

倍率すごい良いはずなのに、見えたメンバーはやっと全身捉えられる程度。

 

がーん。


これが宝塚だったら…表情までくっきり見える距離感なのに…。


ドームの広さ、恐るべし。

 

 

宝塚に通ってると、普段「美しい人を見て絶叫する」ってことに慣れてない。

ちゃんと「イエェーイ!」って言えるまでに割と時間かかった。

なんなら途中ちょっと声上ずって、サンシャイン池崎みたいな「イエェェエエエイ」出た。

 

ライブはとっても楽しかった。

でも同時に


宝塚、行きたい

の思いが冷めやらず。

 

今度は宝塚のチケットを『求めよ、されば与えられる』か。